• むかしむかし…ではありませんが、 あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。 二人はとても仲の良い夫婦でしたが、子供がなくさびしく暮らしていました。 おじいさんは、お百姓さんです。 その日も、野良仕事を終えて家に帰るところでした。 ふと見ると、一匹の野良猫が捕獲器に閉じ込められて泣いています。 「可哀想なことをする。」 「猫はネズミを退治してくれる守り神じゃと言うのに…。」 「嫌な時代になった... 続きを読む
  • 野良猫を捕獲し避妊去勢してリリースするTNR、日本中で大々的に行われています。「生き物をむやみに捕獲していいんだろうか?」と疑問に感じた人はいませんか? ダメなんです。無差別なTNRは、犯罪です。 「動物愛護管理法」を持ち出すつもりはありません。 もっと実効的な法律、民法と刑法に照らして、無差別なTNRは犯罪です。 問題にしたいのは、外にいる猫には所有者のいる猫が少なくないという事です。 放し飼い... 続きを読む
  • 愛媛県松山市にある、松山総合公園です。 昨年(2022年)1月、50匹以上の猫がパルボウイルスに集団感染して亡くなりました。TNRされた直後のことでした。 *TNR:野良猫を捕獲し避妊去勢して放つこと TNR活動家3人組が、突然やってきました。 彼らは、「必死で逃げる猫たちを網や捕獲器を手にして追いかけ、捕まえるたびにネットに入れて木に吊るしました。一匹の猫は道路に飛び出し、車に轢かれて死にました。」 「約70匹の猫... 続きを読む
  • 日本は、野良猫の非常に少ない国です。野良猫の数は欧米に比べ、人口比で10分の1もいません。 それなのに、野良猫が根絶やしになるような無茶苦茶なTNRをしている。 *TNR:野良猫を捕獲し避妊去勢してリリースすること 少し前まで野良猫を病院につれていくと嫌がる獣医が多かったのに、今や野良猫は上得意さんです。 保護活動家さんがお客さんたくさん連れてきてくれます。 獣医師会はTNR大賛成です。 多くの自治体では、野... 続きを読む
  • 先の「保護猫活動の異常とTNR」では、TNRには科学的根拠がなく、間違いだらけであることを指摘しました。*TNR:野良猫を捕獲し避妊去勢して放つこと どこがどう間違っているのか、一つ一つ検討しています。 前回は、TNRが猫の殺処分減少に役に立たないことを説明しました。 今回は、「TNRしないと野良猫が増える」は間違いであることを説明します。 このような、猫が子供を産んでネズミ算式に増える図を見たことがあるのでは... 続きを読む
  • 先の記事「保護猫活動の異常とTNR」では、TNRは科学的根拠がなく、間違いだらけであることを指摘しました。なかでも、猫の殺処分に関する間違いは重大です。 今回は、そのことについて詳しく検討します。   *TNR:野良猫を捕獲し避妊去勢して放つこと 1.捨て猫は、TNRでは減らせない。TNR団体のサイトには、「殺処分ゼロを目指します」「寄付金お願いします」が必ず出てきます。「猫の殺処分はTNRによって減らせる」と強調... 続きを読む
  • 前編では、最初の妊娠で出産に失敗した(多分、死産)野良猫が、二度目の妊娠をしたところまで説明しました。 今度は無事に産んでほしい。 2023年6月17日の写真。 その後…お腹がぺったんこになりました。 しかし、赤ちゃんは見当たりません。 また死産だったのか? 野良猫は、流産、死産、その他の出産時のアクシデントが非常に多いのです。厳しい生活環境、周囲は敵ばかり、ストレスは並大抵のものじゃありません。 安心して... 続きを読む
  • 今年(2023年)の春から時々うちに来るようになった、妊娠した野良猫です。先の記事「TNR団体による、赤ちゃん猫の殺処分を許さない!」に登場しました。 「愛情いっぱいの猫の脳」にも出てきます。 この写真は、2023年3月22日に撮影したものです。 そして4月13日。お腹がパンパンになりました。出産間近のようです。何日か来ない日がありました。 そして4月18日、お腹がぺったんこになっていました。 しかし子供がいる様子があ... 続きを読む
  • 野良猫を保護する活動ではありません。 野良猫が、保護する活動です。 エーッ??? 主役はこいつです。名前はマル。 8月1日の記事「猫はオスも子育てをする」に登場した、野良猫保護地のオス猫です。 怖い顔をしていますが子猫思いの優しい猫で、捨てられた子猫を親代りになって世話をしています。 子猫は、茶トラのオス。 捨てられたのは生後1ヶ月半頃、写真は生後2ヶ月頃のものです。 あれから時間が経ち、子猫も大き... 続きを読む
  • 前回「TNR団体による、赤ちゃん猫の殺処分を許さない!」では、保護猫団体が妊娠した猫のお腹の子を殺していることを述べました。      *TNR:野良猫を捕獲し避妊去勢してリリースする(捨てる)こと 「愛誤」という言葉が流行るように、今の保護猫活動は異常です。猫ファーストを唱えながら、実際はTNR至上主義で、あかちゃん猫を当たり前のように殺しています。この画像はイメージです(猫から見た)。 赤ちゃ... 続きを読む
  • うちに来るようになったお腹の大きな野良猫です。7月26日の記事「愛情いっぱいの猫の脳」に登場しました。地元の保護団体に連絡すれば、捕獲器持ってやってきます。 捕獲されたら、どうなると思いますか? お腹の子は、殺されます。「保護」って言うぐらいだから、ちゃんと産ませて、子猫は里親に出すと思っていませんでしたか?もちろんそういう人もいます。猫ボランティアのなかに、行政で殺処分される犬猫を引き取ったり、... 続きを読む
  • 前回、メス猫の子育てを紹介しました。「猫は助け合って子育てする」オス猫はどうでしょうか?ネコ科のオスは、オスライオンがメスの連れ子殺して食べる、オス猫が子猫を殺すなど、ネガティブな話を耳にします。ネコ科のオス猫は子育てしないというのが通説です。しかし、それは間違いだと思います。子供に危害を加えるオスもいますが、むしろ少数です。私は実際に、オス猫が子猫の世話をしているのを何度も目撃しました。オス猫は... 続きを読む
  • 野良猫は、私たちの身近な所で野生の猫の生態を見せてくれる貴重な存在です。野生の猫は助け合って子育てします。その光景は感動的です。1.母と娘が助け合って子育てする。 野生の猫は、雄はある程度大きくなると母猫のもとを去り、自分の新しい縄張りを探します。雌は通常は1匹、母猫のもとに残ります。そして翌年子供が生まれると、一緒に助け合って子育てをします。 「可愛い野良の子猫たち3」に登場した、2匹の母猫は親... 続きを読む
  • 科学の分野では、哺乳類の知能と感情がかなり高度であることがわかっています。しかし世間には、猫が本能で生きる下等動物だと思っている人がいて、猫に対する残酷な仕打ちにもつながっています。「可愛い野良の子猫たち3」で野良猫の親子を紹介しましたが、野良猫の親子の愛情はとても深いです。母猫は我が子を守るために、身を犠牲にして、人や大きな動物に立ち向かいます。猫の愛情の深さは人以上ではないかと思います。「可愛... 続きを読む
  • これまで、「カラスと闘った勇敢な子猫」、「可愛い野良の子猫たち1」、「可愛い野良の子猫たち2」、「可愛い野良の子猫たち3」と、子猫を中心に野良猫を紹介してきました。彼らは、人から自立して生きている生粋の野良猫です。 人から食べ物をもらわなくても、自分でネズミなどを捕食して生きていけます。 しかし野良猫の中には日常的に人の世話を受けている猫もいます。 野良猫保護地にいる猫たちは、そのような猫です。... 続きを読む
  • シリーズで野良の子猫を紹介しています。 2023年7月2日「カラスと闘った勇敢な子猫」、2023年7月7日「可愛い野良の子猫たち1」、2023年7月12日「可愛い野良の子猫たち2」。皆、野良猫の母親から生まれた、生粋の野良の子猫たちです。 今回は、母親と一緒の写真を紹介します。「カラスと闘った勇敢な子猫」です。 あれから少し大きくなりました。 母親と一緒です。昔は、野良猫の親子を時々見かけたものですが、最近... 続きを読む
  • シリーズで野良の子猫を紹介しています。野良猫の母親から生まれた生粋の野良の子猫たちです。これまでに「カラスと闘った勇敢な子猫」「可愛い野良の子猫たち1」を紹介しました。今回は、仲の良い子猫の兄弟です。左の子猫は前回登場しました。きれいな目をしていますが、ひと月前はひどい結膜炎でした。子猫は結膜炎によく罹ります。大きくなり抵抗力が付くと治りますが、放っておくと目やにで瞼がくっついて失明することがあり... 続きを読む
  • 前回は「カラスと闘った勇敢な子猫」でした。これからシリーズで、野良の子猫をご紹介します。皆、野良猫の母親から生まれた生粋の野良の子猫たちです。野良猫は汚い、迷惑、可哀想などネガティブな生き物に思われがちですが、決してそうではありません。自活した野良猫は、生き生きとして美しいです。そして子猫は、自由奔放で可愛いです。木の上からこんにちは! 子猫は身軽で、まるでリスのようです。母親は下で見ています。暗... 続きを読む
  • 私はよく野良猫探しに出かけます。その日は、一匹の子猫と知り合いになりました。遠くから、カラスがいるのが見えました。二羽います。毛玉のような物を突付いているようです。一羽のカラスが毛玉を持ち上げた。あっ!毛玉ではなく子猫です。私は急いで現場に走りました。カラスは私を見て、飛んで逃げました。子猫は無事か?あっ!いました。 ちっちゃいです。生後一月半ほど、体重500gぐらい。勇敢で、泣き声は聞こえませんでし... 続きを読む

nora2022

生物化学の研究者です。猫の生態学も研究しています。

野良猫は、私達の身近にいて、野生動物の姿を見せてくれる貴重な存在です。
子猫はとても可愛いです。神出鬼没ですばしっこくて、楽しませてくれます。
野良猫は弱い者同士、助け合って生きています。愛情にあふれた、感動的な光景を見せてくれます。

野良猫は、住む場所がなくなり年々数を減らしています。
野良猫をこれ以上減らさないために、野良猫を守る取り組みをしています。

TNR反対!
(TNR:野良猫を捕獲し避妊去勢して放つこと)
特に、母猫のお腹の赤ちゃんを殺す残虐行為は断じて許せません。
テレビやネットの派手な宣伝で「TNR」は大ブームになり、野良猫は見境なく捕獲されるようになりました。
今、野良猫は存亡の危機にさらされています。

このブログでは、野良猫の魅力と大切さを伝えたいと思います。


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プロフィール

nora2022

Author:nora2022
生物化学の研究者です。猫の生態学も研究しています。

野良猫は、私達の身近にいて、野生動物の姿を見せてくれる貴重な存在です。
子猫はとても可愛いです。神出鬼没ですばしっこくて、楽しませてくれます。
野良猫は弱い者同士、助け合って生きています。愛情にあふれた、感動的な光景を見せてくれます。

野良猫は、住む場所がなくなり年々数を減らしています。
野良猫をこれ以上減らさないために、野良猫を守る取り組みをしています。

TNR反対!
(TNR:野良猫を捕獲し避妊去勢して放つこと)
特に、母猫のお腹の赤ちゃんを殺す残虐行為は断じて許せません。
テレビやネットの派手な宣伝で「TNR」は大ブームになり、野良猫は見境なく捕獲されるようになりました。
今、野良猫は存亡の危機にさらされています。

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